みなさまこんにちは!DAI研究員です!
今回は”美容編”をご紹介します!
紫外線は、シミ・シワ・たるみといった肌の老化を加速させる最大の外的要因です。
この記事では、肌老化の原因の約80%を占めるとされる「紫外線」に焦点を当て、今日から実践できる「美肌を守る3つの基本対策」をご紹介します。

紫外線の脅威とは?~知らないと怖い“光老化”の正体
私たちが毎日のように浴びている“太陽の光”には、目に見えない落とし穴が潜んでいます。
その正体が「紫外線」です。
紫外線は適度な量であれば、ビタミンDの合成などに役立つ側面もありますが、過剰に浴びることで健康と美容に大きな悪影響を及ぼします。
ここでは、紫外線が私たちの肌や身体にどのような脅威をもたらすのかを、科学的に深掘りしていきます。
① 紫外線の種類と違いを知ろう
紫外線(UV)は、大きく3つの種類に分類されます。
- UVA(長波):皮膚の奥深く(真皮層)まで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊します。しわやたるみの原因「光老化」の主犯。
- UVB(中波):表皮に強く作用し、赤く炎症を起こす「日焼け(サンバーン)」の原因に。DNA損傷を引き起こし、皮膚がんのリスクにも。
- UVC(短波):通常はオゾン層に吸収され、地表には到達しません。
② 紫外線が肌に与える3つの主な悪影響
- 光老化(しわ・たるみ)
- UVAは皮膚の深層に届き、ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを分解。結果として、年齢以上の老化を促進します。
- 色素沈着(シミ・くすみ)
- UVBによりメラノサイトが活性化。メラニン生成が進み、シミ・そばかす・くすみの原因に。
- 皮膚がんのリスク
- 紫外線によるDNAの損傷が、がん細胞への変異を引き起こす可能性があります。特にUVBがこの影響を強く持ちます。
③ 紫外線の意外な影響:目・免疫系・毛髪にも注意
紫外線は肌だけでなく、以下のような部分にも悪影響を及ぼします。
- 目への影響:白内障・翼状片・加齢黄斑変性など、目の病気の原因に。
- 免疫力の低下:紫外線により皮膚の免疫機能が抑制され、感染症にかかりやすくなるという報告も。
- 髪へのダメージ:髪のたんぱく質が酸化し、乾燥・切れ毛・ツヤの低下を引き起こします。
④ “浴びているつもりがない”が最も危険!
紫外線は晴れの日だけでなく、曇りの日や家の中にいても油断できません。
- 曇りの日でも紫外線量は80%以上
- ガラス窓もUVAは通過する
- 朝夕の時間帯にも紫外線は存在する
つまり、「屋外に出ていないから大丈夫」は大きな誤解です。
⑤ 紫外線ダメージは“蓄積される”
紫外線の怖さのひとつが「今すぐには見えない」という点。
シミやしわなどの影響は、10年〜20年後に表面化することもあります。
「今の自分は大丈夫」と思っていても、将来の肌トラブルを防ぐためには “先取りケア” が絶対に必要です。
紫外線対策は「未来の自分への投資」
紫外線は目に見えないからこそ軽視されがちですが、確実に老化を進行させる“外敵”です。
特にUVAによる光老化は、加齢以上のダメージを肌に与え、取り返しがつかなくなる前に対策を始めるべきです。
次項は、【美肌を守る紫外線対策5つの基本】をさらに詳しく解説します。
日焼け止めの選び方、正しい塗り方、日常生活でできるUVケアまで徹底解説しますので、ぜひチェックしてください!
美肌を守る紫外線対策5つの基本
紫外線は、日焼けやシミだけでなく、しわ・たるみといった肌老化の大きな原因です。
つまり、美肌を保つには「紫外線対策」が何よりも重要。
ここでは、ただ日焼け止めを塗るだけではない、“科学的根拠に基づいた”5つの基本を解説します。

1. 日焼け止めの「正しい選び方」と「使い方」
SPFとPAを正しく理解する
- SPF(Sun Protection Factor):主にUVBを防ぐ指数。数値が高いほど効果は長く続く。
(例:SPF30で約300分間有効) - PA(Protection Grade of UVA):UVAを防ぐ効果。+が多いほど強力。
(PA+++以上が推奨)
シーン別に使い分けがベスト
- 通勤や買い物など日常生活:SPF20〜30 / PA++
- アウトドアや海・山:SPF50+ / PA++++
塗る量とタイミングに注意
- 顔には1円玉2枚分程度を使用
- 外出の15〜30分前に塗布
- 2〜3時間おきに塗り直すことが必須(汗・皮脂・摩擦で落ちるため)
2. 衣類・小物で“物理的”にブロックする
紫外線を100%防ぐことは不可能に近いため、肌そのものを「物理的に守る」アプローチも重要です。
UVカットの服・帽子・サングラスを活用
- つばの広い帽子で顔全体に影をつくる
- サングラスはUVAカット機能付きのものを選ぶ(目からの紫外線も老化を引き起こす)
- UVカット機能付きの長袖やパーカーも効果的
日傘は晴れの日だけじゃない
- 晴れだけでなく曇りの日でも紫外線は存在
- 外出時は日傘でUVA・UVB両方を遮断できる遮光率99%以上のものを
3. “朝のスキンケア”でUVに強い肌をつくる
紫外線は、肌のバリア機能が低下しているときにダメージを受けやすくなります。
だからこそ、朝のスキンケアが鍵を握ります。
保湿で“守りの膜”をつくる
- 肌の水分が少ないと、紫外線のダメージをダイレクトに受けやすい
- 朝の化粧水・乳液・クリームで水分と油分のバランスを整える
抗酸化成分入りのスキンケアも有効
ビタミンC・E、フェルラ酸、アスタキサンチンなどを含む美容液は、紫外線による酸化ダメージを軽減
4. インナーケア(食事・サプリ)で内側からUV対策
肌の表面を守るだけでは不十分。
紫外線で発生する「活性酸素」に対抗するためには、内側からのアプローチも不可欠です。
抗酸化作用の高い栄養素を意識
- ビタミンC:コラーゲン生成・メラニン抑制
- ビタミンE:脂質の酸化を防ぎ、血行促進
- ポリフェノール(緑茶・ベリー類):活性酸素除去
- アスタキサンチンやリコピン:強力な抗酸化力で日焼けダメージを緩和
毎日コツコツ摂ることが大切
紫外線は日々蓄積されるダメージなので、食事やサプリによる継続的な対策が有効です
5. “紫外線を避ける習慣”をつくることが最大の防御
最も確実な対策は、「そもそも浴びないこと」
意識的に紫外線の少ない時間・場所・行動を選ぶことで、大きく差がつきます。
紫外線が強い時間帯を避ける
- 10時〜14時の間が最も紫外線量が多い
- この時間帯の外出は極力避けるか、対策を徹底する
日陰や屋内を上手に活用
- 屋外では建物の影・木陰を意識的に選ぶ
- 室内でも窓際にUVカットフィルムを貼ると効果的
日常に“当たり前のように”紫外線対策を
美肌を守るための紫外線対策は、もはや特別なことではなく“毎日の習慣”として取り入れるべき基本行動です。
「日焼け止めを塗るだけ」で終わらず、衣類・スキンケア・食事・生活習慣と多角的に取り組むことで、未来の肌が大きく変わります。
紫外線対策に“抜け”はない? 見落としがちな6つのポイント

1. 「目」から入る紫外線の影響を軽視していないか?
紫外線は肌だけでなく目からも体内に入ることをご存知ですか?
- 目に紫外線が入ると、脳が「紫外線を浴びている」と判断し、メラニンの生成を促進。
- 結果、顔や身体にもシミが増えやすくなるという研究結果もあります。
対策は?
- UVカットサングラスを活用(UV400などの表示をチェック)
- サングラスは濃い色よりも「UVカット機能付き」が重要
2. “塗りムラ”や“塗り忘れ”が肌老化の原因に?
日焼け止めを「塗ったつもり」になっている人、要注意です。
塗り残しが多い代表的な部位:
- 耳や耳の裏
- 首の後ろ・うなじ
- 髪の生え際・額の際
- まぶた・目の下
- 手の甲・足の甲
対策は?
- ミラーを使って塗り残しチェック
- スプレータイプやUVパウダーも活用してこまめにフォロー
3. 「曇りの日」「冬の日」は油断していないか?
紫外線は晴れの日だけの問題ではありません。
- 曇りでも紫外線量の6~7割は地上に届いている
- 雪や水面は紫外線を反射して倍返し(スキー場や海は特に注意)
対策は?
- 曇りの日も年中通して日焼け止めを習慣化
- 冬でもSPF20・PA++程度の軽いものを
4. “塗り直し”しなければ意味がない
朝1回だけ塗って1日中安心していませんか?
- 日焼け止めは汗・皮脂・摩擦で落ちるため、効果は長続きしません
- SPF50であっても、時間が経てば効果は激減
対策は?
- 2~3時間おきに塗り直しが原則
- メイクの上からでも使えるUVスプレーやUVパウダーを携帯すると便利
5. 「室内」「車の中」も安全圏ではない!
ガラスを通してもUVAは侵入してきます。
- 室内であっても窓際にいれば紫外線はしっかり届いている
- 車の窓ガラスもUVAはほぼ素通り。特に助手席・運転席の右腕・左顔面などに偏ってダメージが
対策は?
- 室内でも日当たりの良い場所ではUV対策を
- UVカットフィルムやレースカーテンの導入がおすすめ
6. “髪と頭皮”のケアも忘れていないか?
紫外線は髪や頭皮にもダメージを与えます。
- 髪の毛のパサつき・枝毛・カラーの退色などの原因に
- 頭皮は紫外線を浴びやすいが、ケアを忘れがち
対策は?
外出時は帽子や日傘でしっかりガード差は歴然です。
UVカットスプレーを髪と頭皮にも使用
まとめ

紫外線対策は“未来の肌への投資”
紫外線対策は単なる「夏の習慣」ではなく、美肌と健康を守る年間通じたライフスタイルです。
- 日焼け止めは塗りムラなしで正しく使用
- サングラスや帽子などの物理的ガードを取り入れる
- 髪・頭皮・目・室内などの見落としポイントをカバー
- 年中、日常的に「抜け」をなくす意識を持つ
毎日の積み重ねが、未来のあなたの肌を守ってくれます。
紫外線と上手に付き合い、年齢を重ねても輝く肌を目指しましょう!!
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