物件探しをスムーズに進めるための「内見の持ち物リスト」と「不動産会社との上手な付き合い方」

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こんにちは!DAI研究員です!!

今回は、前回に引き続きより良い引っ越しをするための記事をご紹介します。

☟前回の記事をまだ読んでない方は下記からどうぞ!!☟


引っ越しや新居探しをスムーズに進めるためには、内見当日の準備と不動産会社とのコミュニケーションが重要です。

本記事では、失敗しない物件選びのための内見持ち物チェックリストと、不動産会社との上手な付き合い方を詳しく解説します。

なぜ内見準備が物件探しの成否を分けるのか

内見準備が物件探しの成否を分ける理由は、単に「忘れ物を防ぐ」というレベルではなく、

情報の正確さ・判断の速さ・交渉の有利さに直結するからです。

これを深掘りすると、大きく4つの視点があります。

1. 正しい判断をするための「情報精度」が上がる

物件は外観や間取り図だけでは分からない点が多く、内見時のチェックが唯一のリアルな判断材料になります。

しかし、準備不足だと以下のようなリスクが高まります。

  • メジャーやレーザー測定器を忘れて、家具のサイズが合うか不明のまま帰宅
  • 窓の向きや日当たりを記録し忘れ、後で方位や光の入り方を勘違い
  • 写真を撮らずに帰り、他の物件との比較が困難になる

結果「なんとなく良かった」という曖昧な印象だけで決めてしまい、契約後に後悔することがあります。

準備を整えれば、数字・画像・メモという客観的なデータで判断でき、失敗の確率を大きく下げられます。


2. 物件比較のスピードと精度が上がる

人気物件は、内見後すぐに他の人が申し込みを入れることも珍しくありません。

準備不足だと、帰宅してから「あの収納は何cmだったっけ?」と情報不足で判断が遅れ、チャンスを逃します。

一方、持ち物が揃っていれば…

  • その場で必要な寸法や条件を確認
  • 写真や動画で後から家族とすぐに共有
  • メモアプリや紙のチェックリストで複数物件を数値で比較

こうして即日判断ができ、スピード勝負に勝ちやすくなります。


3. 不動産会社との交渉が有利になる

内見の場で、明確な数字や記録を基に話せる人は、不動産会社から「本気度が高い」と認識されます。

すると、次のようなメリットがあります。

  • 交渉時に「この壁のシミは修繕可能ですか?」など、具体的に指摘できる
  • 担当者が「この人は決める可能性が高い」と判断し、優先的に新情報をくれる
  • 条件交渉(家賃・礼金・修繕)で説得力が増す

準備不足だと、印象が「ただの冷やかし」に近くなり、交渉余地が狭まります。


4. 精神的余裕が生まれ、見落としが減る

内見当日は移動や説明で思った以上に時間がタイトです。

持ち物が揃っていれば「あとで調べればいいや」ではなく、その場で全て確認でき、心の余裕が生まれます。

精神的に落ち着いていると、下記のような細かいポイントにも気づきやすくなります。

  • 近隣の騒音や臭い
  • 窓から見える景色や隣家の距離感
  • ドアや窓の開閉のスムーズさ
  • 水回りのにおいや水圧

この余裕が、「いいと思っていたけど、よく見たら欠点が多かった」という事態を防ぎます。


内見の持ち物リスト

「内見の持ち物リスト」を、より細かい理由や使い方まで掘り下げて解説します。

単なるチェックリストではなく、「なぜ必要なのか」「どう活用するのか」まで押さえることで、内見後に後悔するリスクをぐっと減らせます。

1. スマートフォン(カメラ・メモ機能付き)

  • 理由:写真・動画を撮って後から比較検討できる。
  • 使い方のコツ
    • 同じ角度・同じ場所で全物件を撮ると比較がしやすい。
    • 気になる点(傷、シミ、劣化)も必ず撮影。
    • 動画は「入ってから窓までの動線」を残すと生活イメージが湧きやすい。

2. メジャー(3m〜5m程度)

  • 理由:家具・家電のサイズが入るか確認できる。
  • 使い方のコツ
    • 冷蔵庫・洗濯機置き場・クローゼットの奥行きは必須計測ポイント。
    • ドアの開き方や通路幅も測定し、搬入経路を確認。
    • 特にソファやベッドは搬入不可トラブルが多いので要チェック。

3. 方位磁石アプリ

  • 理由:日当たりや部屋の明るさを事前に予測できる。
  • 使い方のコツ
    • 南向き=一日中明るい…とは限らない(前の建物の高さも確認)。
    • 東向き=朝日が入り、午後は涼しい。
    • 西向き=午後の日差しが強く、夏場は暑くなる可能性。

4. チェックリスト(紙またはスマホ)

  • 理由:内見中は意外と緊張して抜け漏れが多くなる。
  • 使い方のコツ
    • 事前に条件を書き出して「Yes / No」で判定。
    • 気になった点は余白にメモ。
    • 物件比較表を作ると後からの判断がスムーズ。

5. 懐中電灯(スマホライト可)

  • 理由:暗所(押入れ、床下、天井裏)を見るため。
  • 使い方のコツ
    • カビ臭や湿気がある場所を重点的に確認。
    • 玄関・浴室の天井も見て、カビやシミがないかチェック。

6. マスク

  • 理由:古い物件や空き家では、ほこり・カビ・害虫対策が必要。
  • 使い方のコツ
    • 入った瞬間の匂いも重要な判断材料なので、着脱のタイミングを工夫。
    • マスクを外したときの空気感で生活の快適さを予測できる。

7. 筆記用具

  • 理由:担当者からの説明や感じた印象をすぐ書き留められる。
  • 使い方のコツ
    • 写真や動画では残せない「感覚的なこと」をメモ(例:音が響く、匂いが気になる)。
    • 後から見返すと、記憶の曖昧さによる判断ミスを防げる。

8. 間取り図(印刷またはスマホ)

  • 理由:実際の空間との違いや家具配置を確認できる。
  • 使い方のコツ
    • 記載のない柱や梁、段差を発見したら図面に書き込む。
    • 家具配置をその場でラフスケッチしておくと、引っ越し後のイメージが明確になる。

9. スリッパ(持参用)

  • 理由:空き家や古い物件は床が冷たかったり汚れている場合がある。
  • 使い方のコツ
    • 厚底や折りたたみ式がおすすめ。
    • 履いたときの床の感触や冷え方も、断熱性チェックの参考になる。

10. 小型レベル器(水平器)

  • 理由:床や壁の傾きを確認できる。
  • 使い方のコツ
    • 特に中古・築古物件で有効。
    • ドアや窓の開閉のしにくさは傾きのサイン。

11. 上着や羽織もの

  • 理由:室内の寒暖差を体感するため。
  • 使い方のコツ
    • 夏に内見する場合も、冬の寒さを想定して冷房を切って体感チェック。
    • 逆に冬なら暖房を入れてどのくらいで暖まるか確認。

12. 水平・温湿度計(あると便利)

  • 理由:湿気や断熱性能の目安になる。
  • 使い方のコツ
    • 窓周辺やクローゼットの中で湿度が高い場合はカビリスク大。
    • 温度差が大きい部屋は光熱費がかさむ可能性。

13. 賃貸なら印鑑・身分証明書(事前申し込み用)

仮申し込みができるか事前に担当者へ確認。

理由:条件が合えばすぐ申し込みができる。

使い方のコツ

人気物件は即日申込で決まることもあるため、スピード勝負に備える。


不動産会社との上手な付き合い方

物件探しの成功は、物件そのものの条件だけでなく、不動産会社との関係性にも大きく左右されます。

「不動産屋=営業マン」という先入観を持つ人も多いですが、実際はパートナーとして上手に関係を築くことで、未公開物件や優先的な情報を得られる可能性が高まります。

ここでは、信頼関係を築くためのポイントを詳しく解説します。

1. 最初の印象で信頼感を与える

不動産会社も「この人は本気で探しているか」を見ています。

最初の来店や電話でのやり取りから、誠実な態度を示すことが重要です。

  • 希望条件を明確に伝える(予算・立地・間取り・入居時期など)
  • メモやチェックリストを持参する
  • 質問や疑問点は積極的にメモする

ポイント
曖昧な態度だと「とりあえず見に来ただけの人」と思われ、優先度が下がります。


2. 希望条件は“優先順位付き”で伝える

「駅から徒歩5分・2LDK・家賃8万円以内・築浅」など、全部条件を叶えるのは難しいものです。

優先順位をつけて伝えると、営業担当も提案しやすくなります。

  • Aランク(絶対譲れない条件)
  • Bランク(できれば叶えたい条件)
  • Cランク(妥協可能な条件)

優先順位の例
1位:家賃
2位:立地(通勤30分以内)
3位:間取り(1LDK以上)


3. 情報の透明性を確保する

不動産会社との信頼関係を作るには、お互い正直であることが大切です。

  • 実際の予算や入居希望時期は正しく伝える
  • 他社で内見した物件も共有しておく(比較のため)
  • 自分の生活スタイルも簡単に話しておく(単身・家族・ペットなど)

これにより、営業担当は「この人は隠し事をしない」と判断し、より本音の情報を出してくれます。


4. 複数の不動産会社と接点を持つ

1社だけに絞るより、2〜3社を並行して利用する方が、より多くの物件情報を得られます。

ただし、複数利用の際は正直に伝えた方が好印象です。

「他社さんでも探してますが、条件が合えばすぐ決めたいです」と伝えるのがおすすめ。


5. 物件を見たらフィードバックを返す

内見後に「良かった点」と「イマイチだった点」を簡潔に伝えましょう。

  • 良かった点 → 担当が次の提案に活かせる
  • イマイチだった点 → 条件から外して効率化できる

例:
「部屋は広くてよかったですが、日当たりが思ったより悪かったです」
こう伝えると、次は日当たり重視の物件を探してくれます。


6. 即決圧力に流されない

優良な不動産会社は、物件の良し悪しをしっかり説明し、即決を強要しません。

焦らされて決めると後悔の原因になります。

ただし、人気物件は本当に早く決まるので、「これは条件に合ってる」と判断できたら即断即決も必要です。


7. LINEやメールを活用する

最近は物件情報をLINEで送ってくれる不動産会社が多いです。

  • 質問や返事を迅速にできる
  • 写真や間取り図をすぐ確認できる
  • 複数物件の比較がしやすい

コツ:返事はなるべく24時間以内にすることで、優先度を上げてもらえることがあります。


8. “お得情報”は信頼の証

仲介担当が、「まだ公開前の物件」や「家賃交渉可能な物件」を紹介してくれることがあります。

これは信頼関係が築けている証拠です。

そのためにも、やり取りは誠実かつ迅速に行いましょう。


9. お礼の一言で印象アップ

商談後や契約後に、「お世話になりました」と一言メッセージを送るだけで印象は大きく変わります。

将来また引っ越す時に優先的に情報をくれる可能性も高まります。


10. 契約後も良好な関係を保つ

入居後にトラブルがあった場合も、不動産会社は相談窓口になってくれます。

そのため、契約後も良好な関係を保ち、「困ったときは頼れる存在」にしておくことが重要です。


まとめ

DAI 研究員
DAI 研究員

“準備と信頼関係が物件探しを成功に導く”

物件探しは「運」や「タイミング」だけでなく、準備力と情報力が結果を大きく左右します。

同じ物件を見ても、事前準備が整っている人は短時間で判断でき、交渉もスムーズ。

逆に準備不足だと、いい物件を逃すことも少なくありません。

物件探しは、早い者勝ちの世界でありながらも、落ち着いた判断も必要なデリケートなプロセスです。

この記事を参考に、あなたの物件探しがスムーズかつ満足度の高いものになることを願っています!!

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