投資を始める際、多くの人が利回りに注目します。
利回りとは、投資した元本に対してどれだけの利益を得られるかを示す指標で、一般的に高い利回りを目指すことが投資の成功につながると考えられています。
しかし、特に元本が少ない投資初期においては、利回りを気にするよりも入金力、つまり、どれだけ定期的に追加の資金を投資に回せるかが非常に重要です。
この記事では、なぜ投資初期に利回りよりも入金力に注目すべきか、その理由について詳しく説明します。
1. 元本が少ないと利回りの影響が小さい
投資の成果は、元本(投資のために最初に投入したお金)と利回りの掛け算で決まります。
利回りが高ければ高いほど利益は大きくなりますが、それは元本が大きい場合に限ります。
元本が少ない状態では、たとえ高い利回りを得られたとしても、その効果は限定的です。
例えば、元本が10万円で年利回り5%の投資を行った場合、1年後の利益はわずか5000円です。
しかし、元本が1000万円であれば、同じ5%の利回りでも50万円の利益を得られます。
このように、利回りが同じでも元本の違いによって結果が大きく異なるのです。
したがって、元本が少ない段階では利回りに過度に注目するよりも、いかにして元本を増やすか、つまり入金力を高めることが大切です。
2. 入金力が元本を増やし、複利効果を高める
入金力とは、定期的に投資に追加できる資金のことです。
元本を増やすためには、単に利回りに依存するのではなく、積極的に新たな資金を投資に投入することが重要です。
特に、元本が少ない初期の段階では、毎月の積立や一時的な余裕資金を積極的に投入することで、元本を増やすことができます。
入金力を重視するもう一つの理由は複利効果です。
複利とは、得られた利益を再投資することで、元本が増え、その増えた元本に対してさらに利益が発生する現象です。
入金力を高めることで、元本が増え、複利効果が強まります。
複利効果は、時間が経つにつれて大きくなり、長期的な投資成功において非常に重要な要素です。
例えば、月に2万円を投資に追加し年利回り5%の投資を行う場合、10年後には元本と利息で約330万円になります。
もし、入金力を上げて月に5万円を投資に回せば、同じ利回りでも10年後には約830万円になります。
入金力を増やすことで、長期的に見た資産形成のスピードは大幅に加速します。
3. 初期の投資で高い利回りを求めるリスク
投資初期において高い利回りを求めることは、しばしばリスクを伴います。
高い利回りを得るためには、リスクの高い投資商品に手を出す必要がありますが、元本が少ない段階ではこのリスクを取ることが逆効果になる可能性があります。
元本が少ない時に大きな損失を出してしまうと、元本を再び増やすのが難しくなり、投資全体の成功が遠のくこともあります。
特に初心者の投資家は、安定した収益を目指すことが重要です。
初期段階ではリスクを抑えた投資を選び、堅実に元本を増やしていくことが望まれます。
そして、入金力を活用して元本を増やし、徐々に投資商品や戦略を多様化していくのが安全な方法です。
4. 入金力を高めるための方法
では、どうすれば入金力を高めることができるのでしょうか?以下の方法を参考にしてください。
4-1. 支出を見直し、貯蓄を増やす
入金力を高めるためには、まず支出を見直すことが大切です。
不要な支出を削減し、その分を投資に回すことで、元本を増やすスピードが速くなります。
毎月の予算を確認し、どこで節約できるかを見極め、できるだけ多くの資金を投資に回すようにしましょう。
4-2. 副業や収入源を増やす
入金力を高めるためのもう一つの方法は、収入源を増やすことです。
副業を始めたり、スキルアップを通じて本業での収入を増やすことが考えられます。
収入が増えれば、投資に回せるお金も増えるため、元本を早く増やすことができます。
5. 結論
投資初期においては、利回りよりも入金力を重視することが成功への鍵です。
元本が少ない段階では、いくら高い利回りを得てもその影響は小さいため、定期的な入金を通じて元本を増やすことが重要です。
入金力を高めるためには、支出を見直し、収入を増やすことが有効な手段です。
投資初期にこそ、安定した投資と積極的な入金を続けることで、将来的に大きな資産を築くことができるでしょう。
私も投資初期は元本が少ないくせに利回りばかり気にしていました(笑)
この内容を学んでからは利回りを気にするよりも、1円でも多く稼ぎ
1円でも多く支出を抑え、1円でも多く入金するようにシフトチェンジしました!
一緒に資産形成頑張っていきましょう!!
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