こんにちは、DAI研究員です!!
「何か趣味を始めたいけれど、続かなかったらどうしよう…」
そんな不安を抱えながらも、新しいことに挑戦したい気持ちは多くの人に共通しています。
本記事では、「失敗しない趣味の始め方」について、具体的なポイントや注意点を初心者向けにわかりやすく解説していきます。
趣味は人生を豊かにする大切な要素。
自分に合った趣味を見つけて、毎日がちょっと楽しくなるようなヒントをお届けします。

趣味を始めるメリットとは?
人生をより豊かに、充実したものにしてくれるのが“趣味”の存在です。
ただ「暇つぶし」や「気分転換」のような軽いイメージだけでは語り尽くせない、深いメリットがあります。
ここでは、趣味を持つことで得られる代表的な5つの恩恵を解説します。

① ストレス軽減とメンタルの安定
趣味は心の栄養です。
特に没頭できる趣味を持つことで、日常のストレスや不安から一時的に解放される時間を確保できます。
脳がリラックスし、副交感神経が優位になることで、イライラや落ち込みを自然に和らげる効果があります。
> 補足: 米国心理学会(APA)の研究でも、趣味を持つ人はそうでない人よりもうつ病や不安障害のリスクが低いという報告があります。
② 自己肯定感の向上
「自分で決めたことを継続している」「少しずつ上達している」
といった達成感は、自信や自己肯定感につながります。
仕事や家庭以外に“自分だけの時間”を持つことで、「自分って悪くないな」と思える機会が増えるのです。
③ 人間関係が広がる
趣味を通じて共通の興味を持つ人と出会えるのも、大きな魅力です。
リアルな場での教室・サークルはもちろん、SNSやオンラインコミュニティでも趣味のつながりが生まれやすくなっています。
年齢や立場に関係なく“フラットな関係”が築けるのが趣味の世界です。
④ 脳の活性化と認知機能の維持
趣味には脳のさまざまな領域を活性化させる効果があります。
特に、楽器演奏・語学・手芸・ボードゲーム・料理など、思考・記憶・運動を総合的に使う趣味は、加齢による認知機能の低下を防ぐともいわれています。
> ポイント: 60代以降に新しい趣味を始めると認知症リスクが下がるというデータも。
年齢に関係なく、いつでも脳は成長できます。
⑤ 人生の満足度が高まる
「日々の楽しみがある」「週末が待ち遠しい」
――こうした感覚は、趣味がある人に共通しています。
仕事だけ、家事だけの毎日だと疲弊してしまうもの。
趣味という“心のオアシス”を持つことで、人生全体の充実感が増し、幸福感も向上します。
失敗しない趣味の選び方:後悔しないための6つの視点
「何か趣味を始めたいけど、結局続かないかも…」「せっかく始めても無駄になったら嫌だ」
――こんな不安を感じて、一歩踏み出せない方は少なくありません。
実は、趣味選びにはちょっとした“コツ”があります。
自分に合った趣味を見つけるために意識すべき6つのポイントをご紹介します。

① 「好き」より「興味がある」でOK
趣味を始める段階では、「大好き!」という強い情熱はまだなくても問題ありません。
大切なのは「ちょっと気になる」「試してみたいかも」という小さな興味です。
例:
・カフェ巡りが好き → コーヒーの淹れ方に興味を持つ
・音楽を聴くのが好き → ギターやウクレレに挑戦してみる
・散歩が好き → 写真を撮ってみる
「なんとなく気になる」から始めたものが、いつの間にか人生の楽しみになることも珍しくありません。
② 初期コストの少ないものから始める
最初から高額な道具や教材が必要な趣味は、始めるハードルも高く、やめるときの罪悪感も大きくなります。
まずは無料または少額で始められるものを選びましょう。
おすすめのスタート方法:
・YouTubeやSNSで体験動画を見る
・ワークショップに1回だけ参加してみる
・100円ショップや自宅にあるもので始める
手軽に試してから本格的に続けるかどうか決めると、後悔しにくくなります。
③ 1人で完結できるもの or 誰かと共有できるもの
自分の性格に合ったスタイルを選ぶことも、長続きの秘訣です。
- マイペースに楽しみたい人は、読書・料理・ガーデニング・手芸などの1人で完結できる趣味がおすすめ。
- 人とつながることが好きな人は、スポーツ・ダンス・ボードゲーム・写真サークルなど、誰かと共有できる趣味が向いています。
無理に社交的な趣味を選ぶ必要はありません。
「楽しい」と感じる環境であるかどうかが一番重要です。
④ ライフスタイルとの相性をチェックする
時間・場所・体力・家族の理解など、趣味は日常生活との“フィット感”も重要です。
忙しい人が週3回ジムに通うのは難しいかもしれませんし、外出しにくい時期にアウトドア趣味は続けにくいものです。
チェックポイント:
・平日と週末の自由時間はどれくらいあるか
・自宅でできるか?外出が必要か?
・続けるための費用・体力・道具があるか?
「今の自分の生活に合うか?」という視点で選ぶと、無理なく継続できます。
⑤ 成長や成果を感じられるものを選ぶ
少しずつでも「上達した」「完成した」「褒められた」と感じられる趣味は、やりがいがあり、続きやすい傾向にあります。
たとえば:
・英語の勉強 → 簡単な会話ができるようになる
・イラスト → SNSで「いいね」が増える
・パン作り → 家族や友人に喜ばれる
「成果が見える」と、楽しさが加速します。
⑥ 比較しない。人と違ってOK
SNSで「○○さんはプロ級なのに、自分は…」と比べてしまうのはNG。
趣味に正解も順位もありません。あくまで“自分の楽しみ”のためにやるものと割り切りましょう。
自分のペースで進めることが、何よりの継続力になります。
趣味を長く続けるための工夫5選
どんなに魅力的な趣味でも、「時間がない」「飽きた」「思うように上達しない」といった理由でフェードアウトしてしまうことはよくあります。
逆に、長く楽しんでいる人には共通点があります。
以下に、趣味を無理なく長く続けるための5つの工夫をご紹介します。

① 完璧を求めない
趣味において「上手でなければ意味がない」「継続しないとダメ」と思い込むと、気持ちが重くなってしまいます。
・「毎日やる」ではなく「やりたいときにやる」
・「成果を出す」より「気分転換になるか」で判断
趣味は「楽しむためのもの」。完璧主義を手放すことが、継続への第一歩です。
② 時間を“あらかじめ”確保する
「時間ができたらやろう」と思っていても、日常の忙しさに流されてしまいがちです。
あらかじめカレンダーに予定として書き込むと、行動しやすくなります。
例:
・毎週金曜の夜はイラストタイム
・朝の10分は読書にあてる
・月に1回は〇〇教室へ行く
「予定に入れる」という小さな習慣が、大きな継続につながります。
③ 仲間やコミュニティとつながる
趣味を共有できる仲間がいると、楽しさは倍増し、モチベーションも維持しやすくなります。
SNS、オンラインサロン、地域の教室など、今は多様な選択肢があります。
・成果をシェアする
・情報交換する
・モチベーションが下がったときに相談できる
“誰かに見てもらえる”ことでやる気が継続することも多いです。
④ 成長や変化を記録する
上達が見えにくいとモチベーションが下がってしまうことも。
そんなときは「記録を残す」ことで、自分の成長を実感できます。
例:
・SNSにビフォーアフター投稿
・ブログで過程をシェア
・ノートやアプリで日記をつける
成果に気づけると、「もっと続けたい!」という気持ちが自然と湧いてきます。
⑤ 環境を整える
趣味の道具が出しにくい場所にある、作業スペースがない…
こうした小さな“めんどくさい”が継続の妨げになります。
・趣味の道具をすぐ取り出せるようにする
・専用のコーナーを作る(デスク・棚・アプリなど)
・気分が上がるアイテムを揃える
「始めるハードル」を下げておくことが、継続の鍵です。
趣味が続かない人に共通するNGパターンとは?
逆に、趣味がすぐに続かなくなる人には、以下のような共通する“落とし穴”があります。
気づかないうちにやってしまっていないか、チェックしてみましょう。

NG① 高すぎる目標を立てる
最初から「3か月で〇〇を習得する!」「毎日やる!」と意気込んでしまうと、現実とのギャップに苦しくなります。
❌ モチベーションが持たず、自信喪失に
✅ 小さな目標 → 小さな成功体験 → 継続しやすい
NG② 他人と比較してしまう
SNSなどで他人の成果ばかりを見ると、「自分は才能がない」と感じてしまいがちです。
❌ 他人は関係ない。趣味は“自分のため”にやるもの。
✅ 比べるなら「昨日の自分」と
NG③ 道具や形から入って満足してしまう
道具をそろえるだけで満足してしまい、実際に取り組まないパターンもあります。
❌ 道具をそろえる前に、「本当にやりたいか?」を見極める
✅ まずは無料・少額で試してみるのがベスト
NG④「やらなきゃ」と義務感になる
趣味が“やらなければいけないこと”になると、本末転倒です。
楽しむどころか、ストレスになってしまいます。
✅ 「今日は休もう」もOK。自由な気持ちが大事。
NG⑤ すぐに結果を求める
成果が出るまでには、ある程度の時間や繰り返しが必要です。
「思ったほど楽しくない」「才能がないかも」とすぐに結論を出してしまうのはもったいない!
✅ まずは3か月、気楽に続けてみることを目標に
目的別!趣味探しにおすすめのジャンル一覧
趣味を見つけるときは、「どんな時間を過ごしたいか?」「何を得たいか?」を起点に考えると、自分に合ったジャンルが見つかりやすくなります。
① リラックスしたい人におすすめの趣味
心を落ち着けたい、ストレスを癒したい人には、静かに自分と向き合える趣味がおすすめです。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
読書 | 小説、自己啓発、ビジネス書など | 好きなジャンルを1冊から始めてOK |
塗り絵 写経 | 大人向けの集中型リラクゼーション | 無心で取り組めて瞑想効果もあり |
アロマ・香り | アロマオイル、キャンドル、香木など | 五感を使って癒される |
観葉植物 ガーデニング | 室内植物の育成やベランダ菜園 | 成長を見守る楽しさ |
ハンドメイド | 編み物・刺繍・レザークラフトなど | 静かに集中でき、達成感も得られる |
② クリエイティブになりたい人向けの趣味
創造性を発揮したい、自分を表現したい人におすすめのジャンルです。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
絵を描く | 水彩画、デジタルアート、イラストなど | 道具がなくてもアプリから始められる |
写真 カメラ | スマホ撮影から一眼レフまで | 日常の中に美しさを見つけられる |
動画制作 | YouTube、Vlog、ショート動画編集など | スマホ1台でも始められる |
DIY | 家具の修理・小物作り・100均リメイクなど | 実用性も高く、家の雰囲気もアップ |
文章を書く | ブログ・エッセイ・ポエム・日記など | 考えを整理し、自分を深く知れる |
③ 健康的に体を動かしたい人におすすめの趣味
運動不足やストレス発散をしたい人向け。無理なく続けられるジャンルが多数あります。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
ウォーキング | 朝活、夜の散歩、旅先での町歩きなど | お金もかからず、誰でもすぐ始められる |
ヨガ・ストレッチ | 自宅で動画を見ながらできる | リラックスと運動を同時にできる |
筋トレ | 自重トレ、ジム、アプリ活用など | 短時間でも効果を感じやすい |
ダンス | ZUMBA、K-POP、TikTokダンスなど | 音楽にのって楽しく運動できる |
スポーツ | 卓球、バドミントン、テニスなど | 社交性もアップ。仲間もできる |
④ スキルアップにつながる趣味
将来のキャリアや副業、自己成長を目指したい人におすすめ。学びと実益を両立できます。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
語学学習 | 英語・中国語・韓国語など | アプリやオンライン学習で手軽に |
プログラミング | HTML・Python・アプリ開発など | 収入にもつながるスキル |
資格取得 | FP・簿記・宅建・医療事務など | 学習そのものが趣味になることも |
お金の勉強 | 投資、家計管理、副業、節約術など | 生活の質を底上げできる |
デザイン イラスト | CanvaやProcreateなどを活用 | 副業や販売にもつながるスキル |
⑤ 人とつながるのが好きな人におすすめの趣味
交流やコミュニケーションが好きな方にぴったりな、”誰かと一緒に楽しめる”趣味です。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
ボードゲーム | 家族・友人・コミュニティと | オフラインのつながりが深まる |
カフェ巡り | SNS投稿やブログと組み合わせもOK | 小旅行気分でリフレッシュ |
オンラインゲーム | MMORPG、パーティゲームなど | 世界中の人とリアルタイム交流 |
習い事 | 書道、茶道、フラワーアレンジメントなど | 教室でのリアルな交流も魅力 |
ボランティア | 地域活動、子ども支援、清掃活動など | 人とのつながりが喜びに変わる |
⑥ 自宅で完結できるインドア趣味
忙しい方や在宅中心の生活でも続けやすい、おうちでできる趣味です。
ジャンル | 内容の一例 | ポイント |
---|---|---|
パズル | ジグソー・数独・クロスワードなど | 頭の体操になり、時間を忘れる |
映画・ドラマ鑑賞 | ネットフリックス、アマプラ、 ディズニープラス | 映像+感動+学びがそろう |
料理・お菓子作り | 簡単レシピから本格派まで自由自在 | 結果が形に残る+家族も喜ぶ |
手芸・裁縫 | 服のリメイク、ぬいぐるみ作りなど | 世界で一つだけの作品を生み出せる |
ボードゲームアプリ | オンラインで友人と対戦など | スマホ1つで本格的に楽しめる |
まとめ

“自分を大切にする時間”で心に栄養を
趣味とは、誰かに評価されるためではなく、自分の心を豊かにするための時間です。
失敗を恐れず、まずは小さく始めてみましょう。
完璧でなくても、楽しくなくなったらまた違うことを試せばいいのです。
「何か始めてみたい」その気持ちが、すでに第一歩です。
あなたにとっての“人生を楽しむスイッチ”になる趣味が見つかりますように。
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