みなさまこんにちは!LIFE LABのDAI研究員です!!
副業を始めたけど、「税金」ってどうすればいいの?
――そんな疑問を抱く人は多いはずです。
副業は自由な働き方を実現できる一方で、「確定申告」などの税金面を理解していないと、思わぬトラブルに発展することもあります。
この記事では、副業の税金対策の基本から確定申告までの流れを、実例を交えてわかりやすく解説します。
税金の仕組みを理解すれば、副業の収入を最大限に活かし、安心して働くことができます。

本記事は2部構成に分かれており、今回は後編になります。
☟前編をまだ読まれていない方はコチラ☟

《前編》
・副業の税金はなぜ必要?基本を正しく理解しよう
・確定申告が必要なケースと不要なケース
・副業の確定申告までの流れを5ステップで解説
《後編》
・よくある副業の税金ミス3選
・節税のカギは「経費」と「控除」
・副業と本業のバランスを取る税金対策
・副業の税金を管理するおすすめツール
・副業の税金を「味方」にすれば、人生の選択肢が増える
・まとめ
よくある副業の税金ミス3選
副業の確定申告で多くの人がつまずくのは、実は「計算の難しさ」よりも「勘違い」や「思い込み」によるミスです。
ここでは、初心者が特にやりがちな3つの税金ミスを紹介します。

ミス①:会社にバレないと思って申告しない
「副業の所得が少ないから申告しなくてもいい」「申告しなければ会社にバレない」と考える人が少なくありません。
ですが、これは大きな誤解です。
住民税は、給与分と副業分が合算されて市区町村に通知されます。
会社員の場合、会社が従業員の住民税をまとめて納付するため、副業分の税額が増えると、会社の給与担当者に気づかれる可能性があります。
会社にバレたくない場合は、確定申告書の提出時に「自分で納付(普通徴収)」を選択することで回避できます。
ただし、申告自体をしないのは脱税行為にあたるため、絶対に避けましょう。
ミス②:収入を「雑所得」と「事業所得」で混同する
副業の収入は、「雑所得」か「事業所得」に分類されます。
この区別を誤ると、税額や控除に大きく影響します。
- 雑所得:
一時的・不定期に得た収入
(例:アンケート謝礼、スポットライティングなど) - 事業所得:
継続的・計画的に行っている収入
(例:フリーランス活動、継続的なブログ・動画収益など)
事業所得として申告できる場合は、青色申告が可能になり、最大65万円の控除を受けられます。
副業を継続的に行う場合は、開業届を出して「事業」として扱うほうが有利です。
ミス③:経費を過少・過大に申告してしまう
「経費を入れ忘れて損をする」「逆に必要以上に入れて税務署から指摘される」——
どちらもよくあるミスです。
経費は「副業のために必要だった支出」だけを計上します。
たとえば、スマホやパソコンを私生活と兼用している場合は、使用割合に応じて按分(あんぶん)します。
按分の例:
副業でスマホを全体の30%使っている ➡ 通信費の30%を経費として計上。
経費を過剰に申告すると税務調査の対象になりやすいため、「根拠のある支出」だけを丁寧に記録しておくことが大切です。
節税のカギは「経費」と「控除」
副業で節税を考えるとき、まず意識すべきは「経費」と「控除」の2つです。
この2つを正しく理解し、活用することで、納める税金を大きく減らすことができます。
1. 経費とは? 税金を減らす“直接的な手段”
経費とは「副業を行うために必要だった支出」です。
経費を正しく計上することで、課税対象となる所得を減らすことができます。
- パソコン・プリンターなどの機器代
- 通信費・電気代・家賃の一部(自宅兼オフィスの場合)
- セミナー・教材費・書籍代
- 交通費・打ち合わせの飲食費
- インターネット広告費・Webサービス利用料
領収書やレシートを必ず保管し、「何のために使ったか」をメモしておくと安心です。
税務調査が入っても説明できるよう、証拠を残しておきましょう。
2. 控除とは? 税金を“自動的に”減らす仕組み
控除は、国が認める「税金を減らすための制度」です。
経費と違い、支出を伴わなくても受けられるものも多くあります。
- 基礎控除:すべての納税者が対象(48万円)
- 社会保険料控除:健康保険や年金などの支払い
- 生命保険料控除:生命・医療・個人年金保険など
- 扶養控除:家族を扶養している場合
- 寄附金控除:ふるさと納税など
これらを漏れなく申告するだけで、所得税や住民税を大幅に減らすことができます。
特に「ふるさと納税」は副業をしている人との相性が良く、実質2,000円で税金を減らせる人気の制度です。
3. 節税のポイントは「計画性」と「記録」
節税は、年末に慌てて行うものではありません。
日頃から支出を記録し、どの経費がどれだけ発生しているかを把握しておくことが重要です。
クラウド会計ソフトを使えば、レシートをスマホで撮るだけで自動仕訳され、控除額も自動計算されます。
日々の小さな積み重ねが、大きな節税につながります。
つまり、副業での節税のカギは「ムダを減らす」ことではなく、「正しく知って活かす」こと。
経費と控除を上手に活用すれば、手取りを増やしながら安心して副業を続けることができます。
副業と本業のバランスを取る税金対策
副業を始めると、「本業に支障が出ないようにしたい」「会社にバレずに続けたい」という不安を抱く人も多いでしょう。
実は、この2つを両立させるカギは税金の扱い方にあります。

1. 会社にバレないようにするには「住民税」の扱いがポイント
副業の所得を申告すると、翌年に「住民税の通知」が会社へ届きます。
このとき、副業分の住民税が本業の給与に上乗せされてしまうと、会社の経理担当者が気づく可能性があります。
これを避けるには、確定申告書の「住民税に関する事項」で『自分で納付(普通徴収)』を選択すること。
これにより、副業分の住民税は自分で納めることになり、会社に副業の存在が知られにくくなります。
2. 本業に影響を与えないために“副業の時間”を可視化する
税金管理は「時間管理」とも密接に関係しています。
副業の作業時間が増えると、本業や生活の質を圧迫し、結果的に収入や健康に悪影響を与えることもあります。
たとえば、週のうち1日を「経理・記帳日」と決めて、毎週30分だけ帳簿を更新する習慣をつけると、確定申告時の負担が大幅に減ります。
これは精神的なゆとりにもつながり、「副業が生活のリズムを壊す」ことを防ぎます。
3. 節税しながら本業を守る「副業の規模設計」
副業を拡大させたい場合も、「税金の壁」を意識することが大切です。
特に年収が上がると、所得税・住民税・社会保険料が増加します。
無理に収入を増やすよりも、経費や控除を活用して“手取り”を増やすことを意識しましょう。
- 青色申告で最大65万円の特別控除を利用
- 通信費・家賃・光熱費などの「按分経費」で節税
- ふるさと納税・iDeCoで所得控除を最大化
本業に悪影響を与えずに副業を続けるには、「働き方と税金のバランス」を意識すること。
効率よく働き、正しく納税することが、最もリスクの少ない副業スタイルです。
副業の税金を管理するおすすめツール
「経費の記録が面倒」「レシートが多すぎて整理できない」——
そんな悩みを解消してくれるのが、会計ソフトや税金管理アプリです。
ここでは、副業初心者にも使いやすい3つのツールを紹介します。
1. freee(フリー)|初心者に優しい自動仕訳機能
クラウド会計ソフトの定番「freee」は、副業の収入・支出を自動で分類してくれる優れもの。
銀行口座やクレジットカードと連携すれば、取引が自動で記帳され、確定申告書も数クリックで作成できます。
- スマホでも仕訳・申告が可能
- 確定申告書の自動作成
- 青色申告にも対応
特に「経理が苦手」「数字を見るのが辛い」という人には最適です。
操作画面も直感的で、会計知識がなくても安心して使えます。
2. マネーフォワード クラウド|複数の収入をまとめて管理
本業・副業・投資など、複数の収入源を持つ人におすすめなのが「マネーフォワード クラウド」
銀行・カード・証券口座を一括連携できるため、お金の流れがひと目でわかります。
- 資産・収入・支出を自動でグラフ化
- 確定申告書の作成もワンクリック
- 家計簿アプリとの連携もスムーズ
副業収入だけでなく、家計全体を見直したい人にも最適です。
「税金」だけでなく「お金の流れ」を整えることで、長期的な安心感を得られます。
3. 弥生会計オンライン|正確さ重視の王道ツール
「正確な帳簿を作りたい」「税理士に提出できるレベルにしたい」という人は、弥生会計オンラインがおすすめ。
自動仕訳機能もありつつ、細かい手入力にも対応しているため、信頼性が高いのが特徴です。
- 税理士とのデータ共有が簡単
- 青色申告・白色申告のどちらにも対応
- クラウド保存でデータ紛失の心配なし
長く副業を続けるつもりなら、弥生会計でしっかりと帳簿をつけておくと安心です。
税務署からの信頼も高く、ビジネスの基盤が整います。
副業の税金を「味方」にすれば、人生の選択肢が増える
税金は、私たちが社会の一員として負担する大切な仕組みです。
けれども、知らないままでいると損をし、正しく理解すれば大きな“武器”になります。
「税金=難しい」「副業=リスク」と考えるのではなく、「税金を学ぶことで、人生の自由度が上がる」と考えてみてください。
例えば、経費を意識するようになるだけで、日々の支出に「投資思考」が身につきます。
お金の使い方に戦略が生まれ、無駄な支出を減らしながら、本当に価値あるものにお金を使えるようになります。
副業も人生も、“管理できる人”が強い
結局のところ、副業で成功する人は「収入を増やす人」ではなく、「管理ができる人」です。
時間・お金・情報を整え、計画的に行動できる人ほど、長期的に成長していきます。
今回紹介したツールや考え方を少しずつ実践していくことで、
「お金の見える化」
「税金のコントロール」
「安心した副業ライフ」
を同時に実現できるはずです。
まとめ

”税金を味方にして、安心した副業ライフを”
副業の税金対策は、「難しそう」と感じるかもしれません。
しかし、ルールを理解し、早めに準備すれば怖いものではありません。
確定申告を通して自分のお金の流れを把握できれば、副業の収益性も大きく向上します。
また税金の知識を持つことは、単なる「副業対策」ではなく、お金の教養そのものです。
税金の仕組みを理解すれば、本業・副業・投資、どんな働き方にも応用できます。
今日から少しずつでも構いません。
領収書を整理する、収支をメモする――
そんな小さな一歩が、「安心して稼げる未来」を作ります。
この記事が「副業を安心して続けたい」「確定申告をスムーズにしたい」と思う方の助けになれば幸いです。


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